「あの子かわいくない?」 「どの子?」 明のつぶやきに功輔は彼と同じ方向を向く。休み時間とあって、たくさんの人が出入りをしている。 「あの子知り合いか?」 「いや、全く」 「同学年か」 「なんで分かった?」 「靴の色」 「あ、そっか。ねぇ、あの子ど う思う?」 「普通。ブスじゃないけど、そこまでかわいくもない」 「ブスってひどいな。女子は中の下が一番いいと思うよ」 「中の下っていうお前もひどいと思うぞ」 「功輔ってモテるのか?」 「モテると思うか?」 「いや全く」 「じゃあ、お前の想像通りだ な」 「好きな子はいるだろ」 「い・・・いないよ」 「いや、いるな」 「いないし。そういうお前はど うなんだよ」 「俺のことはいい。功輔、正直に言いな」 「いないって」 二人の休み時間はこうして過ぎていく END [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
w友達に教えるw [編集] 無料ホームページ作成は@peps! |